【素材別】鉄部(鉄骨・手すり・門扉)の塗料選びと塗り方ガイド
外部の鉄骨や金属手すり、門扉は雨や紫外線にさらされるため、適切な塗料と下塗りを選ばないとすぐにサビが再発してしまいます。
ポイント:鉄部塗装は「サビ止め+上塗り」の組み合わせが命です。この記事では、鉄骨・手すり・門扉を長持ちさせるための塗料選びと塗り方のコツをまとめます。
鉄部の塗装が難しい理由
- ✔ 水に触れるとすぐサビる
- ✔ 温度変化で伸び縮みし、塗膜が割れやすい
- ✔ 結露や湿気が多い場所では剥がれやすい
このため、鉄部にはサビ止め塗料と、伸縮や紫外線に耐えられる耐候性の高い上塗りが必要になります。
鉄部塗装の基本構成は「3層仕上げ」
- 下塗り:サビ止め塗料(最重要)
- 中塗り:上塗り1回目
- 上塗り:仕上げ塗り

サビ止め下塗りを省くと、どんな高級塗料でもすぐ剥がれてしまいます。鉄部は必ずサビ止めからスタートしましょう。
鉄部に使う上塗り塗料の種類
① シリコン系塗料(外部鉄部の定番)
- 耐候性と価格のバランスが良い
- 5〜10年程度の耐久性
- 手すり・門扉・外部鉄骨などほとんどの鉄部におすすめ
② ウレタン系塗料(屋内鉄部や細部向き)
- 密着性が高く、塗りやすい
- 耐候性はシリコンよりやや劣る
- 屋内の鉄骨・階段などに向いている
③ フッ素系塗料(高耐久・高価)
- 10〜15年クラスの高耐久
- 価格は高めだが、メンテナンス周期を長くしたい現場に最適
- 外部鉄骨・高層建物・海沿いなど過酷環境向き
鉄部に最適なサビ止め塗料の選び方

鉄部塗装は上塗りよりも「サビ止め選び」が重要です
① 1液エポキシサビ止め(DIY向け)
- 硬化剤を混ぜる必要がなく、扱いやすい
- 乾燥が早く、家庭の塗り替えに最適
- 手すり・門扉などの小規模鉄部に向いている
② 2液エポキシサビ止め(プロ向け・高耐久)
- 主剤と硬化剤を混ぜて使う本格仕様
- 防錆力と密着力が非常に高い
- サビが多い鉄骨や屋外の大きな鉄部におすすめ
状態別:鉄部の塗料選びと手順
① サビが出ている鉄部(手すり・門扉など)
- ワイヤーブラシやサンドペーパーでサビを徹底的に除去
- ホコリを落とし、必要に応じて脱脂
- エポキシ系サビ止め(1液 or 2液)を1回塗布
- シリコン系上塗りを2回塗り
② 古い塗膜が残っている鉄部
- 浮いている塗膜をヘラや皮スキで除去
- 全体をサンドペーパーで「足付け」研磨
- 必要に応じてサビ止めを1回塗布
- シリコン系上塗りを2回塗り
③ 新設の鉄骨・鉄柱
- シンナーや脱脂剤で油分を拭き取り
- 黒皮(ミルスケール)が強い場合は研磨して除去
- 2液エポキシサビ止めでしっかり下塗り
- 耐久性を重視する場合はフッ素系上塗りを採用
プロが実践している鉄部塗装のコツ
- ✔ サビは「色が変わる程度」までではなく、光沢が出るくらいまで落とす
- ✔ 下塗りと上塗りの相性(水性・溶剤)を必ず確認する
- ✔ 雨の日・結露の多い朝は避け、よく乾いた状態で塗る
- ✔ 乾燥時間を守り、焦って重ね塗りしない
おすすめの鉄部用塗料の例(メーカー別)
実際に鉄部でよく使われる代表的な組み合わせイメージです。(※実際に紹介する商品は、あなたが扱いやすいメーカーに差し替えてください)
- 🔵 大日本塗料:2液エポキシサビ止め + シリコン上塗り
- 🟣 関西ペイント:ザウルス系サビ止め + シリコンテックス
- 🟢 ロックペイント:プロタッチシリーズ(DIY〜プロまで対応)
まとめ:鉄部塗装は「サビ止め+上塗りの相性」がカギ
- 鉄部はサビやすく、下地処理とサビ止めが最重要
- サビ止めは1液エポキシ(DIY)/2液エポキシ(高耐久)を選ぶ
- 上塗りはシリコン系を基本に、用途によってウレタン・フッ素を使い分ける
手すり・門扉・鉄骨など、鉄部を長持ちさせたい方は、ぜひ今回のポイントを意識して塗料選びと塗装計画を立ててみてください。


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