アルミシャッターと電動シャッターの塗装方法の違いと、なぜDIYが難しいのか
シャッター塗装は一見シンプルに見えますが、実は素材や構造によって施工難易度が大きく変わっていきます。
特に「アルミシャッター」と「電動シャッター」は、同じシャッターでも施工方法が全く異なるため注意が必要となります。
この記事では、現場目線で
・それぞれの塗装方法の違い
・DIYが難しい理由
・失敗事例
まで具体的に解説します。
アルミシャッターと電動シャッターの違いとは?
まずは基本構造の違いを理解することが大切です。
■ アルミシャッター
- 素材:アルミ(軽量・防錆性あり)
- 構造:手動 or 簡易電動
- 表面:比較的ツルツルで塗料が乗りにくい
👉 問題点:密着不良が起きやすい
■ 電動シャッター
- 素材:鋼板 or アルミ
- 構造:モーター・制御装置あり
- 可動部:多く、精密
👉 問題点:塗装による不具合リスクが高い
アルミシャッターの塗装方法(基本工程)
アルミは「塗料が乗らない素材」の代表格です。
通常の鉄部と同じ感覚で塗ると確実に失敗してしまいます。
■ 標準施工手順
① ケレン(目荒らし)
- ナイロンタワシ or #240ペーパー
- 表面に細かい傷をつける
② 脱脂
- シンナー or アルコール
- 手垢・油分を除去する
③ 下塗り(最重要)
- 密着プライマー(例:ミッチャクロン系など万能バインダー)
④ 上塗り
- 弱溶剤ウレタン or シリコン
■ 現場あるあるの失敗例
❌ 下塗りなしで塗装してしまった
→ 1ヶ月でペリペリと剥離が起きてしまいます
❌ 足付け不足のまま塗装してしまった
→ 塗膜がツルっと剥がれてきます

アルミは「下塗りが8割」です。しっかりとした足付け研磨とプライマー塗装が大切です。
電動シャッターの塗装方法(要注意)
電動シャッターは「塗装=機械トラブル」に直結します。
■ 塗装前にやるべきこと
- 電源遮断
- モーター部分の養生
- レール・可動部の養生
■ 塗装工程
① ケレン(軽め)
② 脱脂
③ 防錆プライマー(鋼板の場合)
④ 上塗り
■ 絶対にNGなポイント
❌ レール内部に塗料が侵入してしまった。
→ そのまま固まって開閉不能に *最悪なケース
❌ 厚塗りをしてしまった
→ シャッター巻き込み時に擦れて剥がれてしまった
❌ 可動部への塗装してしまった
→ モーター負荷が増大して故障の原因に
アルミと電動シャッターの違いまとめ
| 項目 | アルミシャッター | 電動シャッター |
|---|---|---|
| 難しさ | 密着が難しい | 機械トラブル |
| 重要工程 | 下塗り | 養生 |
| 失敗リスク | 剥離 | 故障 |
なぜDIYが難しいのか?(本質)
ここが一番重要です。
① 塗料選定がシビアすぎる
- アルミ → 密着プライマーが必須
- 鉄 → 防錆塗料が必要
👉 間違えると即失敗につながります。
② 養生レベルがプロ前提
特に電動シャッターは
- モーター
- レール
- センサー
を完全に守る必要があります
👉 素人養生でやってしまうと高確率でトラブルにつながります。
③ 均一に塗るのが非常に難しい
シャッター特有の形状
- 凹凸(スラット)を均一の薄さで塗らなければならない
- 横方向の連続面 作業が煩雑
👉 ダレ・塗りムラが出やすく、均一な仕上がりになりにくい
④ 開閉によるダメージ
塗装後も問題が起きる場合も
- 巻き取り時に擦れて塗膜が割れてしまう。
- 厚く塗ってしまった部分が動きにくくなってしまう。
👉 十分な乾燥時間と、一定の薄膜に塗る設計が重要となります
実際の失敗事例(リアル)
ケース①:DIYで塗装 → 全面剥離の可能性
- 密着プライマー未使用
- 2週間後に剥離開始
👉 再塗装で費用が2倍になってしまうことも
ケース②:電動シャッターが故障
- レールに塗料侵入
- モーター負荷増大
👉 修理費 5〜10万円
ケース③:厚塗りで開閉不能
- 見た目重視で厚塗りしてしまう
- 巻き取りで固着して動かなくなってしまう。
👉 全面やり直し
プロがやる場合の仕様例
- 下塗り:密着プライマー or エポキシ
- 上塗り:弱溶剤シリコン or ウレタン
- 塗装方法:吹付 or ローラー薄塗り2回
👉 シャッターは「薄く・確実に」塗るのが基本となります。
結論:DIYはおすすめできるか?
結論としては
👉 アルミ:条件付きで可能(知識必須)
👉 電動:基本的におすすめしません
こんな場合はプロに依頼するのがおすすめです
- 電動シャッターに塗装する
- 2階部分で高所での作業になる
- 見た目を重視したい
- 塗膜を長持ちさせたい
まとめ
- アルミは「密着」が全てなので下地処理を大切に
- 電動は「機械トラブル」が最大リスクなので丁寧な養生が必要
- シャッターのDIY塗装は簡単に見えて実は高難易度
👉 失敗すると塗装より修理代の方が高くつく場合があるのでよく考えてからの塗装をお勧めします。

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