【塗装道具】スプレーガンの種類と選び方|用途別に分かりやすく解説
DIYから本格的な塗装作業まで、仕上がりを大きく左右する道具がスプレーガンです。
ただし種類が多く、初心者ほど「結局どれを選べばいいの?」と迷いやすいのも事実。
この記事で分かること
- スプレーガンの基本と種類(重力式・吸上式・圧送式)
- 噴霧方式(従来型・HVLP)の違い
- 用途別の失敗しない選び方(具体例つき)
スプレーガンとは?基本的な役割
スプレーガンは、塗料を霧状に噴霧して均一に塗装するための道具です。
ハケやローラーよりも、ムラが出にくく仕上がりがきれいになりやすい一方、用途に合わない選び方をすると失敗につながります。
ポイント
スプレーガン選びは「何を・どれくらい・どんな仕上がりで塗りたいか」を先に決めるのが近道です。
スプレーガンの主な種類
① 重力式スプレーガン(上カップ)
塗料カップが上に付いているタイプ。塗料が自然に落ちてくるため、少ない圧でも安定して噴霧しやすいのが特徴です。
特徴
- 少量塗装に向く
- 塗料の無駄が少ない
- 取り回しが良く初心者にも扱いやすい
具体例:自宅で棚や椅子など木工品を塗る → 重力式が最も失敗しにくい
② 吸上式スプレーガン(下カップ)
塗料カップが下に付くタイプ。エアの力で塗料を吸い上げるため、比較的多量の塗装に向きます。
特徴
- 中〜大面積の塗装に向く
- 塗料を多めに入れられる
- 安定した噴霧にはエア圧の確保が重要
具体例:倉庫の鉄骨や門扉をまとめて塗る → 吸上式で作業効率が上がる
③ 圧送式スプレーガン
別タンクから塗料を圧送するタイプ。長時間・大量塗装に強く、工場などの業務用途で採用されます。
特徴
- 連続作業・大量塗装向き
- 塗料供給が安定し、条件を揃えやすい
- 設備が必要で、導入ハードルは高め
注意
圧送式は「ガンだけ買えばOK」ではなく、圧送タンクや配管など周辺設備込みで検討が必要です。
噴霧方式の違いも重要(従来型 / HVLP)
■ 従来型(高圧タイプ)
- 吹き付けが強い
- 飛散しやすく、塗料ロスが増えやすい
- 周囲が汚れやすい(養生が必須)
■ HVLP(低圧・大風量)
- 塗料の飛散が少ない
- 室内作業やDIYでも扱いやすい
- 塗着効率が上がり、ロスを抑えやすい
結論
初心者はまず「重力式+HVLP」から入ると、失敗が少なく仕上がりも安定しやすいです。
スプレーガン選びで見るべきポイント
① 塗装する素材で選ぶ
| 素材 | おすすめ |
|---|---|
| 木材 | 重力式・HVLP |
| 鉄部 | 吸上式・重力式 |
| 車・バイク補修 | 重力式 |
| 大型構造物・大量塗装 | 圧送式 |
② 塗料の種類で選ぶ(口径の目安)
口径のざっくり目安
- 水性塗料:1.0〜1.3mm
- 溶剤塗料:1.3〜1.5mm
- 粘度が高い塗料(厚塗り系など):1.5mm以上
③ 使用頻度で選ぶ
DIY・たまに使う
- 低価格モデルでもOK
- 掃除しやすい構造を優先
- 部品点数が少ないものがラク
業務・頻繁に使う
- 部品供給があるメーカー製が安心
- 耐久性・パターンの安定性を重視
- 分解清掃しやすいモデルが長持ち
よくある失敗例(ここだけ押さえると失敗が減ります)
ありがちな失敗
- 安さだけで選び、霧が荒くてザラつく
- 塗料に対して口径が合わず、詰まり・タレが起きる
- コンプレッサーの能力不足で、噴霧が安定しない
補足
スプレーガンは「ガン単体」ではなく、コンプレッサー(吐出量)との相性で性能が決まります。
とくにHVLPは空気を多く使うため、エア源の余力が重要です。
まとめ|用途に合ったスプレーガン選びが仕上がりを決める
スプレーガンは、目的に合ったタイプを選ぶだけで仕上がりと作業効率が一気に上がります。
結論:迷ったらこの選び方
- DIY・室内寄り → 重力式+HVLP
- 中〜大面積(鉄部など) → 吸上式
- 工場・連続大量塗装 → 圧送式
最初の1本を正しく選べば、塗装のストレスは大幅に減ります。
あなたの用途に合うスプレーガンを選んで、納得の仕上がりを目指しましょう。




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